資料 PDF
PDFのトリミングサイズをバッチで変更 †
Acrobatで開いているPDFの画面表示、プリント範囲を簡単に変更できます。 †
- PDF/XなどのPDFワークフロー向けPDFに含まれる各種ページ情報を基にCropBox?(トリミングサイズ)の位置を変更できます。
- 仕上がりサイズ、塗り足し付き、製版余白付き、見開き(左・右)が簡単に切り替えられます。
- 入稿前のPDFチェック、校正のプリント、EPS変換時に便利だと思います。
- Acrobat 5、6 (pro)、7 (pro)で動作するようです。
- AcrobatのJavaスクリプトですのでOSには依存しません。
※PDFを書き換えるツールではありませんので、上書き保存してしまわないようご注意ください。
※もしAcrobat 5を使用してEPS保存範囲の指定に使用する場合は、
「Acrobat 5 から書き出したEPSに含まれるいらないpdfmarkを削除する」を参照してください。
インストール †
1. ダウンロードしてください→ PDFX_crop_sequencesv1.zip
2. zipファイルになっていますので、解凍してください。
3. フォルダの中身を所定のフォルダにコピーしてください。
Mac †
- Acrobat 5 (Adobe Acrobat 5.0がインストールされたフォルダ)/Sequences/JPN
または、ホームの書類(Documents)/Acrobat User Data/Sequences
- Acrobat 6 ホームのライブラリ(Library)/Acrobat User Data/Sequences
- Acrobat 7 ホームのライブラリ(Library)/Acrobat User Data/7.0/Sequences
Windows †
- Acrobat 5 (Acrobat 5.0がインストールされたフォルダ)/Sequences/JPN
- Acrobat 6 (Acrobat 6.0がインストールされたフォルダ)/Sequences/JPN
- Acrobat 7 (Acrobat 7.0がインストールされたフォルダ)/Sequences/JPN
※該当のフォルダが見つからない場合は、正しい位置にフォルダを作成してください。
4. Acrobatを起動してください。
使い方 †
処理したいPDFファイルをAcrobatで開いた状態で、バッチ処理を選択して実行してください。
- PDFX_crop_MediaBox.sequ MediaBox(メディアサイズ)に合わせます (指定解除と同じ意味)。
- PDFX_crop_TrimBox.sequ TrimBox(仕上がりサイズ)に合わせます。
- PDFX_crop_TrimBox_3mm.sequ TrimBox(仕上がりサイズ)より3mm外側に合わせます。
- PDFX_crop_BleedBox.sequ BleedBox(裁ち落としサイズ)に合わせます。
- PDFX_crop_wpage_Trim_L.sequ 見開きPDFの左側ページに合わせます。
- PDFX_crop_wpage_Trim_R.sequ 見開きPDFの右側ページに合わせます。
- PDFX_crop_wpage_Bleed_L.sequ 見開きPDFの左側ページに合わせます(裁ち落とし付き)。
- PDFX_crop_wpage_Bleed_R.sequ 見開きPDFの右側ページに合わせます(裁ち落とし付き)。
選んで、実行を押してください。
OKしてください。
複数ページPDFの場合は、処理開始、終了ページが指定できます。
テスト用サンプル †
当面は、TNG Project さんのPDF/X-1a テストデータなどでお楽しみください。
免 責 †
無保証です。
おまけ †
Illustratorで印刷向けデータを作成する場合は、アートボードサイズを仕上がりサイズとし、何も選択しない状態でオブジェクトメニューのトンボ(トリムエリア)を指定することが大事です。
例外的に問題となるのは、Illustrator8.0.1〜10.0.3から直接PDFを保存した場合です。仕上がりサイズより外がMediaBoxで隠されしまいます。
でも、実際には見えないだけで、ちゃんと塗り足しまでデータがあります(IllustratorCS2の場合はPDF保存時の「裁ち落とし値」の設定による。CS2のAI形式は設定できないので×)。
そんなときは、こちらのバッチを使用すれば、仕上がりサイズより外を見られます。
(インストール方法は上記参照)
PDFX_peel_Crop_v2.zip
現在Acrobatで見えている範囲が仕上がりサイズ(TrimBox)になり、塗り足し3mm(と製版余白20mm)がつきます。
※Acrobat7で使用する場合、バッチの最後に「トンボを追加」コマンドを追加するといいでしょう。