EPSデータから印刷用途向きのPDFに変換するとき便利なPerlスクリプトです。
印刷時に重要な、仕上がりサイズや裁ち落とし等、製版情報を付加したPDFが作れます。
いつもよりひと手間かけるだけで、プロ仕様の印刷用PDFに変換できます。
Perlスクリプトですので、事前にPerlがインストールされたOS環境が必要です。
スクリプト←を参考に準備してください。
基本は、 % perl AddTrimBox.pl file1.eps (file2.eps ...) という使い方になりますが、ドロップレットにしてのご利用をおすすめします。
※MacJPerl本体のメモリ割当を初期設定より増やしてください(10000以上)。File not found: "AddTrimBoxMac.sit" at page "AddTrimBox"[添付]
EPS書き出しすときに「裁ち落とし」に塗り足し(3mm) 又は製版余白サイズ(20mm)を指定してください。 EPS内の%%CropBox情報(正確な仕上りサイズ)が仕上りサイズになります。
特に指定する項目はありません。 EPS内の%%HiresoBoundingBox情報が仕上りサイズになります。
仕上がり位置にオブジェクトメニューのトンボを付けてください。 (フィルタメニューのトリムマークでは意味がありません) EPS内の%AI3_Cropmarks情報(正確なトンボ)が仕上りサイズになります。
スクリプトコードをカスタマイズすることで対応できます。 EPSサイズ (%%HiresBoundingBox又は%%BoundingBox)から 指定値分内側に入った位置を仕上がりサイズと「仮定」できます。 スクリプトコードを開いて、$notrimの値を変更してください。 例えば仕上がりサイズ+上下左右3mmづつ大きいEPSを用意できるならば、 $notrim =3 / 0.352778; ←3のところがmm。 とすれば、全体のサイズから補正値分(デフォルトでは3mm)内側を 仕上がりサイズと仮定して処理できます。
A. Acrobat 6以降でしたら、環境設定のページ表示にある、 「アートサイズ、仕上がりサイズ、裁ち落としサイズを表示」にチェックしてください。 Acrobat 5の場合PDFのトリミングサイズをバッチで変更を参照してください。
A. Acrobat 5以降では、高度な編集からトリミングツールを選び 「トリミング」サイズを広げると外側が見られます。
A. EPSに含まれる%AI3_Cropmarksという仕上がりサイズの情報が必要なので、 必ず、オブジェクトメニューのトンボを付けてください。 またトンボは1つのアートワークに1つが基本です。
A. 2.0のEPS書き出し機能の仕様です。InDesignCSで改善されています。 (カラーを「変更しない」でEPSを書き出してください)
A. 仕様です。Quarkに限らず小数点以下のptサイズ情報をもたないEPSでは当然誤差が出ます。
※当スクリプトは無償につき無保証ですので、実行につきましては自己責任でよろしくお願いします。
MM岩手