カラープリント(写真)に関する問題について

 カラープリント(写真)を原稿にするときに関する問題点です。

デジタルプリントの問題

 普通の35mmカメラで撮影したネガフィルムを、印刷用の原稿に使いたい場合は、1度カラープリントに紙焼きしたものを入稿するということがよくなされていました。ネガフィルムから分解すると、ネガフィルムだけではどのように色を仕上げればいいのかという方針が立てられないので、1度色が決定しているカラープリントを原稿にして分解していたのです。

 ところが、最近のカラープリントは、印刷用入力原稿として不適合であるものが多くなりました。

 かつてのカラープリントは、ネガから光学処理でプリントをしていましたが、現在大多数を占めるミニラボでは、デジタル処理でスキャニングされ、プリンタでカラープリントができます。よって、品質はかなり異なっています。

 カラープリントで写真原稿を入稿しているのに、上がりが芳しくないという場合は、カラープリントがミニラボ仕上げのデジタルプリントである場合があります。

スキャニング例

nega-1.jpg
▲ネガからスキャン(360dpi_600%_1:1表示)(従来のプリントもこの傾向)※画像転載禁

 フィルムの持つ粒子が見えており、散布は不規則的です。

digi_print-1.jpg
▲デジタルプリント(360ddpi_150%_1:1表示) ※画像転載禁

 プリンタで出力されているため、粒子は正方形で格子状に並んでいます。ミニラボにてデジタルで輪郭処理がなされています。分解用の原稿としてはあまり適していません。

対策

 ミニラボでカラープリントを焼かずに、写真現像所へ依頼します。

ミニラボ

コニカミノルタ
富士写真フイルム

プロラボ

クリエイト?
堀内カラー
プロカラー?


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