[[FAQ]] *Mac OS X にしたら、マウントしたサーバが頻繁に切れてしまうようになった。 [#d311dee0] **質問 [#y82f57aa] PowerMac G5 (Dual 1.8GHz) を、社内ネットワークに参加させているのですが、マウントしたサーバが、ちょっと席を外した隙に、接続できなくなります(画面上のマウントボリュームを触ると「接続が解除されましたと」表示される)。どうしたら直りますか? **回答 [#uf35ef7b] PowerMac G5 は、Mac OS X 10.3 で稼働しているクライアントです。 ***Mac がスリープしていませんか? [#k0a9d13b] Mac がスリープすると、ネットワークが切断されるサーバがあります。AFP 2.2 と呼ばれるプロトコルで提供されているサーバがそうです。 具体的な例として、 -AppleShere IP Ver.6.3 までのバージョン(Apple Computer Inc.) -HELIOS Ethershare Ver.2.6 までのバージョン(HELIOS Software GmbH) -PC MACLAN 8.1J までのバージョン(Miramar Systems, Inc) -netatalk 1.64a までのバージョン(オープンソースプロジェクト) - が挙げられます。 また、以下のプロダクトも、試してはいませんが、同様であると考えられます。 -MacServerIP のあるバージョンまで(6.1?) -Service for Macintosh -Xinet FullPress のあるバージョンまで Mac OS X からこれらのサーバに接続すると、本来の AFP 3.1 ではなくて、AFP 2.2 で接続されることになるので、スリープ後の再接続に支障をきたします。 これらのサーバに接続するのであれば、Mac をスリープしない設定にすることで、改善が期待されますが、環境面において優しいとはいえません。 ***AFP 3.1 対応のサーバを使う [#i123273f] AFP 3.1 という新しいプロトコルでは、ネットワークの再接続性が向上しています。AFP 3.1 のファイル共有を提供するサーバがありますので、サーバ側をそれに入れ替えるという方法もあります。 具体的な例として、 -MacOS X Server (verは不明だが10.3では対応済み) -HELIOS Ethershare 3.1 以降 -PC MACLAN 9以降 -netatalk 2.0以降 - が挙げられます。 サーバシステムの更新については、業務に支障のないよう、充分に検討を重ねた上で実行を決めてください。 **参考 [#i4c94bc2] [[Intelligent works[AFP 3.1とHELIOS AFP プレビューについて]>http://www.intelligentworks.co.jp/tec/helios_afp.html#afp31]]~ [[(PDF)AppleTalk Filing Protocol Version 2.1 and 2.2 >http://developer.apple.com/documentation/Networking/Conceptual/AFP/AFP3_1.pdf]]~ [[(PDF)Apple Filing Protocol Version 3.1>http://developer.apple.com/macos/opentransport/docs/dev/AFP_21_22.pdf]] RIGHT:(メインライター:CL)