- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
[[資料]]
&tag(圧縮,解凍);
#contents
*異機種ファイル交換の問題 [#fe2e06cc]
**文字化け [#rffd81ca]
圧縮する対象(フォルダ・ファイル)の名前に漢字などを使うと、他の機種で解凍するときに、文字化けを生じることがあります。
ZIPについて:
|↓元→先|Mac OS 9 StuffIt 7.03|Mac OS X&br;BOMArchive Helper|Windows XP 圧縮フォルダ|h
|Mac OS 9&br;StuffIt 7.03|○|○|文字化け&br;(UTF-8のママ)|
|Mac OS X&br;BOMArchive Helper|○|△((圧縮・解凍時のBOMArchiveHelperのバージョンが違うと文字化けすることがあります))|文字化け&br;(UTF-8のママ)|
|Windows XP 圧縮フォルダ|○|文字化け&br;(UTF-16の数値参照)|○|
*StuffIt 7の問題点 [#sa6e4b68]
7Jは、旧バージョンのStuffItで圧縮されたファイルが日本語の場合、解凍時に文字化けして解凍していました。7.03Jで修正されています。
*StuffIt 9 sitアーカイブをStuffIt 5.5J/StuffIt 7.03Jで処理したときにまれに起こる現象 [#wd8faf9b]
-StuffIt 9では、下位バージョンの解凍ソフトで解凍できるように、sit 形式のアーカイブを作ることができるようになっていますが、実際には問題があるアーカイブを生成することがあるので、安心して使うことはできません。
-StuffIt 9.01J で圧縮された .sit アーカイブを、StuffIt 7.03J で解凍すると、以下のようなエラーメッセージが出る場合があります。
&attachref(sit9to703err.gif);
''StuffIt 9.01J .sitアーカイブをStuffIt 7.03Jで解凍した''
-同じ .sit アーカイブを、StuffIt 5.5J で解凍すると、以下のようなエラーメッセージが出る場合があります。
&attachref(sit9to55err.gif);
''StuffIt 9.01J .sitアーカイブをStuffIt 5.5Jで解凍した''
-解凍は出来て、Photoshop EPS などでは開けることもありますが、データが欠損している場合があります。
-Photoshop では開けても、RIP では PS エラーが起こる場合があります。
-最初から、StuffIt 9.01J で解凍すると、エラーも警告も出ず、解凍されたファイルも問題がありません。
*StuffIt 9J/10J/11J/12Jで sit形式アーカイブを解凍すると、時刻が9時間進んでしまう [#fa993787]
StuffIt 9J/10J/11J/12J で、Stuffit sit形式(7.03Jくらいまでの標準形式)を解凍すると、解凍したファイルのファイルスタンプが9時間進んでしまう。
英語版がリリースされたVer11でも同様の現象を確認(061128)。
QuarkXPressやInDesignなどの、ファイルスタンプでファイルの変更を感知しているシステムにおいてはワークフローが崩壊してしまう。
(11J/12Jでも進んでしまうことを確認。081026)
**検証用ファイル [#sb5ea3dc]
&attachref(20000101T000000+09.txt.sit);
上記sitアーカイブは、DropStuff 5.5で生成したアーカイブで、タイムスタンプを2000年1月1日 0時0分0秒(JST+9)に設定したテキストファイルが入っています。
お手持ちの解凍ソフトで解凍したとき、タイムスタンプが2000年1月1日 9時0分0秒になる場合、その解凍ソフトは旧sitアーカイブに内包されているファイルを9時間時刻を進めて設定してしまう不具合を抱えていることになります。
**対策 [#r14e54d1]
ベンダが修正版を出すまで、下記ページのスクリプトを使うことによって、進んでしまった時刻を戻すことが出来ます。
→[[9hoursbefore.app]]
*Mac OS X Finder の「『フォルダ』のアーカイブを作成」の問題点 [#r1711125]
Mac OS X Finder の「『フォルダ』のアーカイブを作成」で生成される ZIP圧縮ファイルを、他機種とファイル交換に利用する際の問題点を挙げます。
**_MACOSX というファイルやフォルダが生成される [#tce90392]
BOMArchiveHelper 固有のファイル/フォルダ「_MACOSX」を圧縮ファイル内に同梱します。解凍に BOMArchiveHelper を使わないと、不要なファイル/フォルダ「_MACOSX」ができてしまいます。
&attachref(bah2winexpzip.gif);
''▲Windows XP 圧縮フォルダにて''
&attachref(bah2mac9.gif);
''▲Mac OS 9 StuffIt Deluxe で解凍したところ''
**ANSI文字以外を使うと、異環境で文字化けが起こる [#e6594475]
Mac OS X Finder の「『フォルダ』のアーカイブを作成」で圧縮したファイルやフォルダが、ANSI文字以外であるとき、異環境では文字化けを起こすことがあります。
&attachref(macosx2byte.gif);
''▲Mac OS X 10.3 上での圧縮前のフォルダ/ファイル''
&attachref(bah2winexpzip2.gif);
''▲Windows XP の圧縮フォルダでの表示''
これは、Mac OS X の圧縮プロセスが、ファイル名を UTF-8 で格納しているので、異環境で解凍するとき格納されたファイル名をそのまま利用するようなプログラムであれば、その環境のファイルシステムでは文字化けを起こすファイル名を生成してしまうことにより起こる現象です。
&attachref(bahsjis.gif);
''▲「アーカイブを作成」で生成したZIPをSJISで表示''
&attachref(bahutf8.gif);
''▲「アーカイブを作成」で生成したZIPをUTF-8で表示''
ファイルシステムが UTF-8 環境の GNOME File Manager では、文字化けが起こりません。
&attachref(gnomeutf8.gif);
''▲CentOS 4(UTF-8) の GNOME File Manager''
*Mac OS XのLZH解凍の問題 [#jc17fb67]
旧 Mac OS の LZH 圧縮ファイル生成は、MacLHA が定番でしたが、Mac OS X 環境では、
-Classic 環境でしか動かない
-最近のファイルの大容量化に動作速度の面で対応していない
などの問題があります。
Mac OS X 用の解凍ソフトでは、MacLHA のリソースフォークが含まれた圧縮ファイルを、リソース付きで解凍できないケースが見られました。
**HappyLHA [#r8126dd5]
&attachref(happylha.gif);
HappyLHA は、MacLHA で生成したリソースフォーク付きの LZH 圧縮ファイルを、リソース付きで解凍できる、Mac OS X 用のフリーソフトウェアです。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA027835/
*Windowsで文字化けしないzipを作るAppleScript [#b689b6fe]
DTP駆け込み寺の投稿
[[Mac->Winへの圧縮フォルダの送付>http://gande.co.jp/cgi-momoco/momoco.cgi?btype=pc&mode=tp&ord=new&page=1&file=20071128155616#006]]
で紹介されていたAppleScriptです。
[[主にAppleScriptの小物発表: Windowsで文字化けしないzipを作るAppleScript>http://27-75-31.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/windowszipapple_d900.html]]
comvmvというファイル名を文字エンコーディング変換するオープンソースプロダクトを利用して、Windows用のCP932エンコーディングに変換しておくことにより、Windowsで解凍したときの文字化けを防止します。
*Windowsで文字化けしないzipを作るアプリケーション [#zc0a8f37]
**MacWinZipper [#y7ff72ef]
Windowsで解凍したときに「余計なファイルの混入」「ファイル名の文字化け」がないようにMacでzipファイルを作るアプリケーション。Tiger以降対応。
-[[MacWinZipper:http://www.tida.bz/macwinzipper]]
-[[アップル - ダウンロード - ユーティリティ - MacWinZipper:http://www.apple.com/jp/downloads/macosx/utilities/macwinzipper.html]]