次の説明文はLabレタッチに関連する項目について記述したものである。各々の文章が正しいかどうかを答えなさい。(正しい:○ 誤り:×)
1.RGBデータがますます一般化し、CADやCGからの画像が普通に使用されるようになってくると色指定がCMYKではなくLabで行われたりすることが一般的になってくる。現実にLabでのハンドリングが簡単に行えるようなLab画像処理Pbotoshopプラグインなどが登場している。Lは明度に相当し明度指数と呼ばれる。+L方向は明るく-L方向は暗くなる。abは色相と彩度を表すが、それぞれa知覚色度、b知覚色度と区別している。+aはR方向を、-aはG方向を示し、+b方向はM方向、-bはB方向を示している。
[ 77 : ①○ ②× ]
2.CMYK色空間に比べてLab色空間は大きく、色成分をabだけで表現しているので、8bit深度で色相などを動かすとどうしてもトーンジャンプが目立ってしまうので、なるべく16bitデータでハンドリングすべきである。
[ 78 : ①○ ②× ]
3.Photoshop上で、スポイトツール(情報)を使用してLab値をチェックし、印刷したところLab値で表現される色と微妙なズレがあるようだった。これはPhotoshopで使用しているLabが北米大陸の塗装業界等で一般的なハンターLabを使用しており、CIE L*a*b*とは微妙に異なっているからである。
[ 79 : ①○ ②× ]
4.Photoshop上で、スポイトツール(情報)を使用してLab値をチェックし、印刷したところLab値で表現される色と微妙なズレがあるようだった。これはPhotosbopで設定したRGB空間と印刷したCMYK空間とのズレによって発生する誤差と推定できる。もちろん知覚的等レンダリングインテントで見た目を揃えることはやっているだろうが、Lab色空間とJapanColor?色空間のようにかなり大きさが異なると、微妙な色の違いは避けられない。Lab値と印刷物の対応チャートを作成し、逆算(類推)するなど現実的な対応が必要になってくる。
[ 80 : ①○ ②× ]