資料

AddTrimBox?

EPSデータから印刷用途向きのPDFに変換するとき便利なPerlスクリプトです。
EPSデータをこのAddTrimBox?で処理すると製版サイズの情報を付加したPSファイルが作られます。
出来たPSファイルを適切なジョブオプションが選択されたDistillerにドロップしてください。
印刷時に重要な、仕上がりサイズや裁ち落とし等、製版情報を付加したPDFが作れます。

EPSデータはプリンタやドライバに依存しない=余分なデータを含まないPostScriptです。
編集データ通りPDF変換したい方におすすめです。

特 徴

  • MacOS、OS X、Windowsに対応しています。
  • カスタマイズすることで、1つのEPSから様々なサイズのPDFが作れます。
  • Acrobat Distillerは、4.0.5、5.0.5、6.0.3、7.0.1に対応しています。
  • 最近の互換RIPやNormalizerの類いにも対応したているようです(らしいです)。
  • プリンタドライバを経由しないため寸法誤差がないPDFが作れます。
  • ページ差し替えのためにファイル名によるページ指定機能機能付きです。
  • トンボを付加できます。(飾りなので1形状だけですが)
  • カクカク問題PDFになるのを防ぐこともできます。(Flatness=1固定)。
  • Acrobat上で製版サイズより外が見えないPDFも作れます(入稿用以外に使用)。

代表的なDTPソフトのEPSに使用した場合

  •  Illustrator (動作確認 5.5〜CS2)
    (オブジェクトメニューの)トンボ(CS2ではトリムエリア)位置
    を自動的に認識しますので、別なアプリに張り直す手間が不要になります。
  •  InDesign (動作確認 2、CS、CS2)
    仕上がりサイズは自動的に認識します。
    EPSを書き出すとき「裁ち落とし」を製版余白として、
    見立てれば、折りトンボなどを付加できます。

    #入稿用のときは見開きで書き出すとカッコいいです(入稿先に要確認)。

  •  EDICOLOR (動作確認 6.0)
    通常EDICOLORのEPSからPDFにすると仕上がりより外がないPDFになりますが、
    一旦このスクリプトを通すと、裁ち落としや製版余白がちゃんとできます。
  •  その他アプリケーション
    自動的に仕上がりサイズを認識できないEPSを処理したい場合は、
    スクリプトコードを開いて$notrimの値をカスタマイズしてください。
    EPS全体のサイズから、指定値分内側に入った位置を仕上がりサイズと仮定できます。
    例えば仕上がりサイズ+上下左右3mmづつ大きいEPSを用意できるならば、
    	$notrim = 3 / 0.352778;
    とすれば、全体のサイズから補正値分(デフォルトでは0mm)内側を
    仕上がりサイズと仮定して処理できます。

ダウンロード

OS Xではダウンロードするだけですぐ使用できます。
WindowsやMacOS9ではこちらfile?Perlを参考にして
Perlドロップレットが動く環境を準備してください。

  • Windows用 コード(ActivePerl5.8.6 + Drop on Scriptで動作確認しました)
    File not found: "AddTrimBox3.4.zip" at page "AddTrimBox"[添付]
  • Mac OS X用 ドロップレット (DropPerler?使用)
    File not found: "AddTrimBox3.4.dmg" at page "AddTrimBox"[添付]
  • Mac OS用(OS9.2.2推奨) ドロップレット (MacJPerl本体が必要)
    MacJPerl本体のメモリ割当を初期設定より増やしてください(10000以上)。
    File not found: "AddTrimBoxMac3.4.hqx" at page "AddTrimBox"[添付]

ファイル名ページ指定機能

「-[数字]」というパターンの後にまた「数字」が続く場合はページ番号の指定になります。
File not found: "filename_cng.png" at page "AddTrimBox"[添付]
例「-[10]」10ページから始まる「002」2ページ目=11に変換されます。

#特にInDesignで部分的にページを差し替えたい場合に便利かと思います。

FAQ

 
Q. ■Acrobat■ ちゃんと仕上がり領域の情報が埋め込まれているか分からない。
A. Acrobat 6以降でしたら、環境設定のページ表示にある、
「アートサイズ、仕上がりサイズ、裁ち落としサイズを表示」にチェックしてください。
Acrobat 5の場合「PDFのトリミングサイズをバッチで変更」を参照してください。

Q. ■Acrobat■ CropBox?付きPDFの仕上がりサイズの外を見たい場合はどうするの?
A. Acrobat 5以降では、高度な編集からトリミングツールを選び
「トリミング」サイズを広げると外側が見られます。

Q. ■Illustrator■ フィルタのトリムマークではダメなの?
A. EPSに含まれる%AI3_Cropmarksという仕上がりサイズの情報が必要なので、
必ずオブジェクトメニューのトンボ(CS2ではトリムエリア)を付けてください。
またトンボは1つのアートワークに1つが基本です。

Q. ■Illustrator9■ 特色版がCMYKに変換されてしまう。
A. 9では特色と透明効果は一緒に使えません。10で改善されています。

Q. ■InDesign2.0■ 特色版がCMYKに変換されてしまう。
A. 2.0のEPS書き出し機能の仕様です。InDesignCSで改善されています。
(カラーを「変更しない」でEPSを書き出してください)

Q. ■Quark(等)■ Quarkから書き出したEPSだと仕上がりサイズに誤差が出る。
A. 仕様です。Quarkに限らず小数点以下のptサイズ情報をもたないEPSでは当然誤差が出ます。

免責

※当スクリプトは無償につき無保証ですので、実行につきましては自己責任でよろしくお願いします。
MM岩手
v3.3(20050729)
v3.4(20050812) GrayscaleオブジェクトをK版に変換する機能追加(デフォルトOFF)。


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