PowerMac? G5 (Dual 1.8GHz) を、社内ネットワークに参加させているのですが、マウントしたサーバが、ちょっと席を外した隙に、接続できなくなります(画面上のマウントボリュームを触ると「接続が解除されましたと」表示される)。どうしたら直りますか?
PowerMac? G5 は、Mac OS X 10.3 で稼働しているクライアントです。
Mac がスリープすると、ネットワークが切断されるサーバがあります。AFP 2.2 と呼ばれるプロトコルで提供されているサーバがそうです。
具体的な例として、
が挙げられます。
また、以下のプロダクトも、試してはいませんが、同様であると考えられます。
Mac OS X からこれらのサーバに接続すると、本来の AFP 3.1 ではなくて、AFP 2.2 で接続されることになるので、スリープ後の再接続に支障をきたします。
これらのサーバに接続するのであれば、Mac をスリープしない設定にすることで、改善が期待されますが、環境面において優しいとはいえません。
スリープしたらすぐ切れるというわけではなくて、タイムアウト値があるようです。
AFP 3.1 という新しいプロトコルでは、ネットワークの再接続性が向上しています。AFP 3.1 のファイル共有を提供するサーバがありますので、サーバ側をそれに入れ替えるという方法もあります。
具体的な例として、
が挙げられます。
サーバが AFP 3.1 対応であるかどうかを確認するためには、HELIOS 社がテストツールを配布しています。日本では、インテリジェントワークスの Web から入手することが出来ます。
http://www.intelligentworks.co.jp/index.shtml
サーバが AFP 3.1 対応であることと同時に、Mac OS X からのアクセスで問題が無いことを確認することが重要です。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hat/netatalk/
より、ファイル共有テストキットがありますので、テストを行ってください。
この実験で使っているファイル群をdmgフォーマットでダウンロード出来るようにしました。是非ご自分でお試しあれ。
ファイル共有テストキットのダウンロード:
file_share_test1.3.dmg.gz
サーバシステムの更新については、業務に支障のないよう、充分に検討を重ねた上で実行を決めてください。
Intelligent works[AFP 3.1とHELIOS AFP プレビューについて]
(PDF)AppleTalk Filing Protocol Version 2.1 and 2.2
(PDF)Apple Filing Protocol Version 3.1
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