[[資料]] *PDFのトリミングサイズをバッチで変更 [#pa531922] MM岩手 **Acrobatで開いているPDFの画面表示、プリント範囲を簡単に変更できます。 [#k779f562] -PDF/XなどのPDFワークフロー向けPDFに含まれる各種ページ情報を基にCropBox(トリミングサイズ)の位置を変更できます。 -仕上がりサイズ、塗り足し付き、製版余白付き、見開き(左・右)が簡単に切り替えられます。 -入稿前のPDFチェック、校正のプリント、EPS変換時に便利だと思います。 -Acrobat 5、6 (pro)、7 (pro)で動作するようです。 -AcrobatのJavaスクリプトですのでOSには依存しません。 &attachref(pdfx_size.gif); ※PDFを書き換えるツールではありませんので、上書き保存してしまわないようご注意ください。 ※もしAcrobat 5を使用してEPS保存範囲の指定に使用する場合は、 「Acrobat 5 から書き出したEPSに含まれるいらないpdfmarkを削除する」を参照してください。 **インストール [#r1dfd17c] 1. ダウンロードしてください→ &attachref(PDFX_crop_sequencesv1.zip); 2. zipファイルになっていますので、解凍してください。 3. フォルダの中身を所定のフォルダにコピーしてください。 ***Mac [#w7554537] -Acrobat 5 (Adobe Acrobat 5.0がインストールされたフォルダ)/Sequences/JPN または、ホームの書類(Documents)/Acrobat User Data/Sequences -Acrobat 6 ホームのライブラリ(Library)/Acrobat User Data/Sequences -Acrobat 7 ホームのライブラリ(Library)/Acrobat User Data/7.0/Sequences ***Windows [#n34b49cf] -Acrobat 5 (Acrobat 5.0がインストールされたフォルダ)/Sequences/JPN -Acrobat 6 (Acrobat 6.0がインストールされたフォルダ)/Sequences/JPN -Acrobat 7 (Acrobat 7.0がインストールされたフォルダ)/Sequences/JPN ※該当のフォルダが見つからない場合は、正しい位置にフォルダを作成してください。 &attachref(pdfcrop_1.gif); 4. Acrobatを起動してください。 **使い方 [#d9651a88] 処理したいPDFファイルをAcrobatで開いた状態で、バッチ処理を選択して実行してください。 -PDFX_crop_MediaBox.sequ MediaBox(メディアサイズ)に合わせます (指定解除と同じ意味)。 -PDFX_crop_TrimBox.sequ TrimBox(仕上がりサイズ)に合わせます。 -PDFX_crop_TrimBox_3mm.sequ TrimBox(仕上がりサイズ)より3mm外側に合わせます。 -PDFX_crop_BleedBox.sequ BleedBox(裁ち落としサイズ)に合わせます。 -PDFX_crop_wpage_Trim_L.sequ 見開きPDFの左側ページに合わせます。 -PDFX_crop_wpage_Trim_R.sequ 見開きPDFの右側ページに合わせます。 -PDFX_crop_wpage_Bleed_L.sequ 見開きPDFの左側ページに合わせます(裁ち落とし付き)。 -PDFX_crop_wpage_Bleed_R.sequ 見開きPDFの右側ページに合わせます(裁ち落とし付き)。 &attachref(pdfcrop_2.gif); 選んで、実行を押してください。 &attachref(pdfcrop_3.gif); OKしてください。 &attachref(pdfcrop_4.gif); 複数ページPDFの場合は、処理開始、終了ページが指定できます。 **テスト用サンプル [#o1b59ad5] 当面は、TNG Project さんのPDF/X-1a テストデータなどでお楽しみください。 **免 責 [#a77ef94f] 無保証です。 **おまけ [#x57df786] Illustratorで印刷向けデータを作成する場合は、アートボードサイズを仕上がりサイズとし、何も選択しない状態でオブジェクトメニューのトンボ(トリムエリア)を指定することが大事です。 例外的に問題となるのは、Illustrator8.0.1〜10.0.3から直接PDFを保存した場合です。仕上がりサイズより外がMediaBoxで隠されしまいます。 でも、実際には見えないだけで、ちゃんと塗り足しまでデータがあります(IllustratorCS2の場合はPDF保存時の「裁ち落とし値」の設定による。CS2のAI形式は設定できないので×)。 そんなときは、こちらのバッチを使用すれば、仕上がりサイズより外を見られます。 (インストール方法は上記参照) &attachref(PDFX_peel_BBox.zip);【2005/08/23訂正】原点をAcrobatで現在見えている範囲(Acrobat内部値=BBox)に変更。 Acrobatで見えている範囲が仕上がりサイズ(TrimBox)になり、Bleedが3mm(と製版余白20mm)がつきます。 ※Acrobat7で使用する場合、バッチの最後に「トンボを追加」コマンドを追加するといいでしょう。