PDF運用におけるオーバープリントについて
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&tag(pdf,overprint,オーバープリント);
*PDF運用におけるオーバープリントについて [#c175c29a]
【第3版】
''以下に述べるPDFのオーバープリントの仕様は、本来は、PDF...
**オーバープリントの仕様を知る [#id595b45]
PDF運用のメリットは、やはりPDFそのものが印刷データと出...
PDFはAcrobatという閲覧アプリケーションで、見た目で分か...
ただし、PDFをDTP用途に用いる場合、あらかじめオーバープ...
PostScriptでは、オーバープリント属性は「デバイス依存要...
このため、必然的にAcrobatのオーバープリントプレビュー表...
仕様が決まっているからには、仕様に準じた正しいオーバー...
要するに、''Acrobatのオーバープリントプレビュー表示で見...
ただ、PDF運用時のオーバープリントは、従来のPostScript運...
さらっと頭の片隅に置いててもらえれば、いつか役に立つこ...
**分版出力とオーバープリントの基本 [#i1791496]
PostScriptデータを分版出力するためには、分版するための...
分版に対応したPostScriptコードは分版フィルタを通すこと...
分版時には、各オブジェクトが持つオーバープリントという...
-オーバープリント属性を持っていないオブジェクトは、分版指...
-オーバープリント属性を持ったオブジェクトは、分版指定され...
例えば、オーバープリント属性をもっているCMYK=0%のオブジ...
''何のためにオーバープリントという属性が必要なのか。そ...
特色オブジェクトが、オーバープリント属性無しのとき、下...
オーバープリント属性ありのときは、他のチャンネルに影響...
''CMYKオブジェクト同士を重ねるためにオーバープリント属...
C0+M0+Y0+K100%のオブジェクトがオーバープリント属性を持...
背面にカラー成分C,M,Y(いずれかまたは複数の掛け合わせに...
K100%の小さい文字(12pt以下)や細い線オブジェクトの背面...
多くの印刷現場では、K100%オブジェクトを全てスミのせにす...
ですが、スミのせによる弊害もあります。全て見出し文字や...
オーバープリント属性を使用した場合、先の例に挙げた「ス...
例えば、C100,M0,Y0,K0%のオブジェクトの前面に、C0,M0,Y10...
しかし、C100,M100,Y100,K0%オブジェクトの前面に、C1,M0,Y...
このように思わぬ結果になることがありますので、色を混ぜ...
**Adobe純正RIPのIn-RIPセパレーションの仕様 [#fc7a3585]
分版するためのフィルタにより分版できるPostScriptコード...
分版フィルタに対応していないPostScriptコードは、RIPに搭...
In-RIPセパレーション機能を利用するためには、PostScript...
<< /Separations true /ProcessColorModel /DeviceCMYK /Sep...
CyanとBlack版を出力するよう指示を与えています。
ただし、Adobe純正RIP搭載PostScriptプリンタでは、ほとん...
Adobe純正RIPのIn-RIPセパレーションによってPostScriptを...
Adobe純正RIPの仕様では、オーバープリント属性を持ったDev...
本来、オーバープリント属性の目的は特色版と色を重ねるた...
ちなみに、PostScript互換RIPでは、この仕様を様々に変更で...
**DeviceCMYK記述を置き換える意味 [#w9b30135]
例えば、C0%+M0%+Y0%+K100%のオブジェクトをオーバープリン...
K版100%だけに描画したいのですが、DeviceCMYK記述では、Ad...
この場合、オーバープリント属性をもつDeviceCMYK記述オブ...
Separationは、通常、特色版を指定するオペレータですが、...
例えば、下記のようにカラースペースを定義しなおすことで...
[/Separation /Black /DeviceCMYK {0 0 0 4 -1 roll}] setco...
出力先にBlack(K版の予約語)を指定しています。つまりBlack...
Separationでは単版のみを記述できますが、PostScript 3 に...
[/DeviceN [/Yellow /Black] /DeviceCMYK {0 0 4 2 roll}] s...
というカラースペースを用意すれば、Y版とK版を同時に指定で...
このようにSeparationやDeviceN記述を使って、0%を含まない...
業務用Adobe純正RIPに接続された分版出力機器の多くは、Dev...
**オーバープリントシミュレート機能について [#wa95a1ed]
余談ですが、Acrobat 5以降を使用すれば、オーバープリント...
オーバープリント処理されるべき箇所を、透明効果を処理す...
同様の機能は、InDesign2.0 以降(色分解 > オーバープリン...
しかし、この方法でプリントした結果は擬似的なものです。
以下の点に注意してください。
-データが重くなります。
-特色版とCMYK版が重なった様子を表現するため、特色はCMYKに...
-複雑な条件下では、正しくない結果になります(InDesignCS2...
オーバープリントをシミュレートプリントする機能はできる...
どうしても必要であれば、元のデータのオーバープリントを...
必ず、元となるPDFのAcrobat画面表示と見比べて、誤動作を...
**OPMという属性について [#hb4c2524]
PDFにはOPMという属性が追加されました。OPMはPostScriptに...
OPMはオーバープリントモードの略で、DeviceCMYK記述された...
Adobe純正RIPの仕様では、OPM属性が有効になるのは平アミだ...
またOPMはDeviceCMYKオブジェクトにのみ有効です。特色オブ...
オーバープリント属性を持つオブジェクトのOPM属性が1のと...
PDFでは、DeviceCMYK記述されたオブジェクトに対し「オーバ...
PostScriptからPDFに変換する際、Distiller 6、7、8では詳...
※Distiller 5 の場合、詳細設定の「Illustrator オーバープリ...
ほとんどの場合、DistillerのジョブオプションはOPM 1に設...
-OPM 1のオブジェクトは、0%のチャンネルは出力されないとい...
-OPM 0のオブジェクトは、PostScriptコードをAdobe純正RIPでI...
Acrobat5以降のオーバープリントプレビューは、OPM属性に対...
しかし、印刷用のPDFを作成する場合、動作が分かりやすいOP...
Illustrator 9 以降や InDesign のオーバープレビュー表示...
OPM属性は、PDFをPostScript 3 RIPで分版出力した場合にも...
OPMはPostScriptには無かった概念ですが、実はPostScript化...
PostScript level 2形式ではPDFのOPMを再現できませんので...
もしも、オーバープリント属性を持つDeviceCMYKオブジェク...
なぜなら、もともとOPM 0だったオブジェクトがOPM 1に変化...
このような問題を避けるためにそもそも OPM 0はできるだけ...
※Acrobat8.0からPostScript化した場合は、OPM 0のオブジェ...
/DeviceN [/Cyan /Magenta /Yellow /Black]
CとMとYとKを同時に扱うカラースペースを用意することで、あ...
ということは、「オーバープリントのデフォルトをノンゼロ...
** PostScipt 3015.102以降のsetoverprintmode [#p3c0aa23]
余談ですが、PostScript 3015.102以降にはsetoverprintmode...
PostScriptコード中にtrue setoverprintmodeというオペレー...
しかし、このオペレータが使われるPostScriptコードは、RIP...
先に述べたようにPDFからAcrobatで PostScript 3に変換した...
また、PDFの仕様におけるOPM 1とは振る舞いが若干異なり、D...
RIPによってはRIP側でsetoverprintを付加できる場合があり...
**PDFのDeviceGrayオブジェクト [#f625b34c]
PDF運用では、DeviceGrayオブジェクトが、DeviceCMYKオブジ...
DeviceGrayオブジェクトは、確かにK版に出力されるオブジェ...
Adobe純正RIPで直接PDFを出力した場合、Acrobatからコンポ...
PostScript運用では、K版の代用としてDeviceGrayを使用され...
DeviceGrayオブジェクトを含んだPDFは、次のような問題も発...
-CMYKのK版とDeviceGrayが1つのPDFに混在する場合、同じ%値で...
-DeviceGrayオブジェクトをカラーマネジメントによりCMYKへ変...
-Acrobat5ではCMYKの上にDeviceGrayのオーバープリントオブジ...
これらの問題を解決するためには、そもそもDeviceGrayを使...
幸い、最近のアプリケーションでは、DeviceGrayはあまり使...
フィルタ処理を行うことで、DeviceGrayオブジェクトをSepar...
例えば、最近のInDesignでは下記のとき、配置された画像のD...
-オーバープリントプレビュー表示
-直接PDFを書き出すとき
-プリントもしくはPostScriptを書き出す際、コンポジットでは...
全てのDeviceGrayオブジェクトをSeparation記述に置き換え...
ただし、DeviceGrayの段階では無効になっていたOPM属性が有...
幸いInDesignではオーバープリントプレビュー表示の時点で...
ちなみに、安易にDeviceGrayオブジェクトをDeviceCMYK+OPM ...
**CMYK0%オブジェクトの問題 [#cf9ca0d2]
Illustratorは9以降からは、CMYK=0%のオブジェクトにオーバ...
過去のIllustratorやInDesignなど、ほとんどのアプリケーシ...
DeviceCMYK記述されたCMYK=0%のオーバープリント属性付きオ...
ただし、Acrobatでオーバープリントプレビューが選択されて...
また多くのPostScriptプリンタでは、オーバープリント属性...
白ヌキの文字や図形が、消滅してしまう事故が予想されます。
PostScriptやEPSからPDFに変換した場合、またIllustrator等...
つまり、ほとんどの印刷用PDFは、白になったり透明になった...
''DeviceCMYK記述のCMYK=0%オブジェクトを含むオブジェクト...
ちなみに、PDFを作成するとき「色分解(In-RIP)」を使用し...
もしくは、一旦PDFをPostScript化し、再びDistillerでPDFに...
まずPDFがPostScript化されるとき、オーバープリント属性を...
Noneはレジストレーションカラー(All)の反対で、常にどの版...
Noneに移動した後はオーバープリントプレビューをonにした...
上記いずれかの対策によって、分版出力前にAcrobat画面上で...
しかし、基本的には、DeviceCMYKの0%にオーバープリント属...
もし、見えないことが期待されるオブジェクトなら、あらか...
**0.2%未満へのオーバープリントは危険 [#ma461c45]
Acrobatを含めたAdobe製品のオーバープリントプレビューモ...
しかし、多くの場合に実際の分版出力結果は単純にチャンネ...
例えば、C100,M100,Y100,K0%のオブジェクトの上にC0.1%のオ...
プレビュー画面上ではC0.1%は見られませんが、多くの場合、...
オーバープリントプレビューが正しい表示にならない現象は...
回避するには、オーバープリント属性をもつDeviceCMYK記述...
例えば、一旦、AcrobatからPostScript化し、DeviceCMYK記述...
※ただし、AcrobatからのPostScript化した場合CMYKが全て0%で...
もしくは、最近のAdobe製品に配置してプリント時に「色分解...
どちらの方法にしても、手間がかかり、また編集中のプレビ...
**0.05%問題 [#u2bada48]
Illustrator ver 9以降から書き出したPostScript(やEPS)...
0.2未満のDeviceCMYK記述%値なので、PDFに変換した直後の A...
元データがCMYK0%なのに、ちゃんと0%の振る舞いにならない...
PostScript(やEPS)に含まれる仕掛けは、Illustrator内部...
一旦、PDF をPostScriptにして再度PDFに戻すか、もしくは最...
ところで、0.05%に変化する仕掛けを回避する方法は、同仕...
次の1行をPostScript中に埋め込むだけで解決します。
/AGM_avoid_0_cmyk false def
PostScriptの辞書にAGM_avoid_0_cmykという単語を用意してf...
Distillerには、あらかじめPostScriptを処理する前に手続き...
曖昧さを避けるため、対策しておくことをおすすめします。
**シェーディングのオーバープリントについて [#a3150306]
シェーディングは滑らかに色を変化させる指定を含んだ、特...
PDF運用では、シェーディングがオーバープリント属性を持つ...
Illustrator 9と10、InDesign 2.0のオーバープリントプレビ...
Acrbat 5を使用する場合に注意しなければならない問題があ...
パターン中のシェーディング記述ではAcrobat 5のオーバープ...
Illustrator 9と10、InDesign 2.0から直接書き出したPDFで...
ちなみにパターン中のシェーディングは、一旦InDesignCS以...
Illustrator CS以降、InDesign CS以降のオーバープリントプ...
※一部の特殊なRIPは、オーバープリント属性付きDeviceCMYKカ...
**透明効果と自動K100%オーバープリント [#c97fab93]
現状では、多くの出力行程で、通称RIPによるK100%自動オー...
透明効果を使用しているとき、この処理を行った場合、必ず...
Illustrator 9以降やInDesign2以降には、透明効果という機...
透明効果は、現在印刷用途に一般的に使われているPDF1.3お...
透明効果が使えるアプリケーションが、PDF1.3および、PostS...
透明効果が分割される際には、もとになるデータのオーバー...
ですから、本来は分割前にオーバープリントが確定されてい...
分割後にK100%オブジェクトをオーバープリントにしても、透...
※Illustrator 9を除きます。9の場合、透明効果によって分割さ...
もし、K100%オブジェクトに対して自動オーバープリント属性...
ですが、分割時にラスター画像に変換されてしまった箇所は...
**オーバープリント属性を破棄しての分版出力は危険 [#y01c09...
分版出力時に使用されるPostScript RIPには、ほとんどの場...
しかし、最近のアプリケーションで作成されたデータを出力...
InDesignやIllustrator CS以降からPostScriptを書き出す際...
Separationは単版の濃度しか記述できないので、例えばM50,Y...
2つのオブジェクトは、出力時にオーバープリントが実行され...
このような仕掛けは無意識に付加された(オペレーションに...
もし2つのオブジェクトのオーバープリント属性を破棄してし...
また、透明効果を使用していて、特色版の上にCMYKオブジェ...
もし自動的に付加されたオーバープリント属性を破棄して出...
Noneカラースペースを使ったオブジェクトが含まれている場...
過去のアプリケーションでは、制作中にオーバープリントが...
しかし、PDF運用においては、Acrobatで確認済みのデータに...
また、同じ面付け上で全てのデータが影響を受けてしまうこ...
**色分解(In-RIP)を用いたPDF作成、運用について [#k6b29d7a]
積極的なRIPベンダーは、InDesignから印刷に適したPDFを作...
通常、DTPアプリケーションからPostScriptプリンタに送信さ...
InDesignのプリントダイアログから「色分解(In-RIP)」を選...
一緒にいくつかのフィルタもダウンロードされます。例えば...
確かにオーバープリント指定されたオブジェクトが、Separat...
-編集アプリケーションのオーバープリントプレビュー表示と異...
-分版出力時には、データ中のオーバープリントを忠実に再現し...
ちなみに、Distiller等(Normalizerの類)、でないRIPで色分...
-DistillerのIdiomRecognition(定義を置き換えるオペレータ...
-PDF/Xの類いを配置している場合は「色分解(In-RIP)」を使用...
**SeparationやDeviceN記述の問題 [#hbc999e5]
DeviceCMYK記述からSeparationやDeviceN記述への置き換えは...
SeparationやDeviceNで記述されたオブジェクトは、ほとんど...
一部の業務用RIP(単体または組み合わせ)では「分版合成」...
C,M,Y,Kそれぞれ画像にした後に、再度CMYK画像として合成出...
PostScriptプリンタ内部のカラーマネジメントが無効になっ...
例えば、DeviceCMYKオブジェクトにオーバープリントを設定...
回避が難しいのは、DeviceGrayオブジェクトがSeparation記...
プリンタのタイプによっては、さほど問題にならない場合と...
**Adobe PDF Print Engineの時代に期待 [#wbeb53af]
現在、最も手軽に、また正しくPDFの分版出力結果を予想でき...
この仕掛けによりPDFは、PostScriptよりも確実なデータの受...
とはいえ、現状では運用のすべてをソフトウェアプルーフ化...
現在、多くのPostScriptカラープリンタでオーバープリント...
どうしても、正しい分版結果をプリンタ出力で得たい場合に...
将来的には、2006年4月にAdobeが発表した「Adobe PDF Print...
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&tag(pdf,overprint,オーバープリント);
*PDF運用におけるオーバープリントについて [#c175c29a]
【第3版】
''以下に述べるPDFのオーバープリントの仕様は、本来は、PDF...
**オーバープリントの仕様を知る [#id595b45]
PDF運用のメリットは、やはりPDFそのものが印刷データと出...
PDFはAcrobatという閲覧アプリケーションで、見た目で分か...
ただし、PDFをDTP用途に用いる場合、あらかじめオーバープ...
PostScriptでは、オーバープリント属性は「デバイス依存要...
このため、必然的にAcrobatのオーバープリントプレビュー表...
仕様が決まっているからには、仕様に準じた正しいオーバー...
要するに、''Acrobatのオーバープリントプレビュー表示で見...
ただ、PDF運用時のオーバープリントは、従来のPostScript運...
さらっと頭の片隅に置いててもらえれば、いつか役に立つこ...
**分版出力とオーバープリントの基本 [#i1791496]
PostScriptデータを分版出力するためには、分版するための...
分版に対応したPostScriptコードは分版フィルタを通すこと...
分版時には、各オブジェクトが持つオーバープリントという...
-オーバープリント属性を持っていないオブジェクトは、分版指...
-オーバープリント属性を持ったオブジェクトは、分版指定され...
例えば、オーバープリント属性をもっているCMYK=0%のオブジ...
''何のためにオーバープリントという属性が必要なのか。そ...
特色オブジェクトが、オーバープリント属性無しのとき、下...
オーバープリント属性ありのときは、他のチャンネルに影響...
''CMYKオブジェクト同士を重ねるためにオーバープリント属...
C0+M0+Y0+K100%のオブジェクトがオーバープリント属性を持...
背面にカラー成分C,M,Y(いずれかまたは複数の掛け合わせに...
K100%の小さい文字(12pt以下)や細い線オブジェクトの背面...
多くの印刷現場では、K100%オブジェクトを全てスミのせにす...
ですが、スミのせによる弊害もあります。全て見出し文字や...
オーバープリント属性を使用した場合、先の例に挙げた「ス...
例えば、C100,M0,Y0,K0%のオブジェクトの前面に、C0,M0,Y10...
しかし、C100,M100,Y100,K0%オブジェクトの前面に、C1,M0,Y...
このように思わぬ結果になることがありますので、色を混ぜ...
**Adobe純正RIPのIn-RIPセパレーションの仕様 [#fc7a3585]
分版するためのフィルタにより分版できるPostScriptコード...
分版フィルタに対応していないPostScriptコードは、RIPに搭...
In-RIPセパレーション機能を利用するためには、PostScript...
<< /Separations true /ProcessColorModel /DeviceCMYK /Sep...
CyanとBlack版を出力するよう指示を与えています。
ただし、Adobe純正RIP搭載PostScriptプリンタでは、ほとん...
Adobe純正RIPのIn-RIPセパレーションによってPostScriptを...
Adobe純正RIPの仕様では、オーバープリント属性を持ったDev...
本来、オーバープリント属性の目的は特色版と色を重ねるた...
ちなみに、PostScript互換RIPでは、この仕様を様々に変更で...
**DeviceCMYK記述を置き換える意味 [#w9b30135]
例えば、C0%+M0%+Y0%+K100%のオブジェクトをオーバープリン...
K版100%だけに描画したいのですが、DeviceCMYK記述では、Ad...
この場合、オーバープリント属性をもつDeviceCMYK記述オブ...
Separationは、通常、特色版を指定するオペレータですが、...
例えば、下記のようにカラースペースを定義しなおすことで...
[/Separation /Black /DeviceCMYK {0 0 0 4 -1 roll}] setco...
出力先にBlack(K版の予約語)を指定しています。つまりBlack...
Separationでは単版のみを記述できますが、PostScript 3 に...
[/DeviceN [/Yellow /Black] /DeviceCMYK {0 0 4 2 roll}] s...
というカラースペースを用意すれば、Y版とK版を同時に指定で...
このようにSeparationやDeviceN記述を使って、0%を含まない...
業務用Adobe純正RIPに接続された分版出力機器の多くは、Dev...
**オーバープリントシミュレート機能について [#wa95a1ed]
余談ですが、Acrobat 5以降を使用すれば、オーバープリント...
オーバープリント処理されるべき箇所を、透明効果を処理す...
同様の機能は、InDesign2.0 以降(色分解 > オーバープリン...
しかし、この方法でプリントした結果は擬似的なものです。
以下の点に注意してください。
-データが重くなります。
-特色版とCMYK版が重なった様子を表現するため、特色はCMYKに...
-複雑な条件下では、正しくない結果になります(InDesignCS2...
オーバープリントをシミュレートプリントする機能はできる...
どうしても必要であれば、元のデータのオーバープリントを...
必ず、元となるPDFのAcrobat画面表示と見比べて、誤動作を...
**OPMという属性について [#hb4c2524]
PDFにはOPMという属性が追加されました。OPMはPostScriptに...
OPMはオーバープリントモードの略で、DeviceCMYK記述された...
Adobe純正RIPの仕様では、OPM属性が有効になるのは平アミだ...
またOPMはDeviceCMYKオブジェクトにのみ有効です。特色オブ...
オーバープリント属性を持つオブジェクトのOPM属性が1のと...
PDFでは、DeviceCMYK記述されたオブジェクトに対し「オーバ...
PostScriptからPDFに変換する際、Distiller 6、7、8では詳...
※Distiller 5 の場合、詳細設定の「Illustrator オーバープリ...
ほとんどの場合、DistillerのジョブオプションはOPM 1に設...
-OPM 1のオブジェクトは、0%のチャンネルは出力されないとい...
-OPM 0のオブジェクトは、PostScriptコードをAdobe純正RIPでI...
Acrobat5以降のオーバープリントプレビューは、OPM属性に対...
しかし、印刷用のPDFを作成する場合、動作が分かりやすいOP...
Illustrator 9 以降や InDesign のオーバープレビュー表示...
OPM属性は、PDFをPostScript 3 RIPで分版出力した場合にも...
OPMはPostScriptには無かった概念ですが、実はPostScript化...
PostScript level 2形式ではPDFのOPMを再現できませんので...
もしも、オーバープリント属性を持つDeviceCMYKオブジェク...
なぜなら、もともとOPM 0だったオブジェクトがOPM 1に変化...
このような問題を避けるためにそもそも OPM 0はできるだけ...
※Acrobat8.0からPostScript化した場合は、OPM 0のオブジェ...
/DeviceN [/Cyan /Magenta /Yellow /Black]
CとMとYとKを同時に扱うカラースペースを用意することで、あ...
ということは、「オーバープリントのデフォルトをノンゼロ...
** PostScipt 3015.102以降のsetoverprintmode [#p3c0aa23]
余談ですが、PostScript 3015.102以降にはsetoverprintmode...
PostScriptコード中にtrue setoverprintmodeというオペレー...
しかし、このオペレータが使われるPostScriptコードは、RIP...
先に述べたようにPDFからAcrobatで PostScript 3に変換した...
また、PDFの仕様におけるOPM 1とは振る舞いが若干異なり、D...
RIPによってはRIP側でsetoverprintを付加できる場合があり...
**PDFのDeviceGrayオブジェクト [#f625b34c]
PDF運用では、DeviceGrayオブジェクトが、DeviceCMYKオブジ...
DeviceGrayオブジェクトは、確かにK版に出力されるオブジェ...
Adobe純正RIPで直接PDFを出力した場合、Acrobatからコンポ...
PostScript運用では、K版の代用としてDeviceGrayを使用され...
DeviceGrayオブジェクトを含んだPDFは、次のような問題も発...
-CMYKのK版とDeviceGrayが1つのPDFに混在する場合、同じ%値で...
-DeviceGrayオブジェクトをカラーマネジメントによりCMYKへ変...
-Acrobat5ではCMYKの上にDeviceGrayのオーバープリントオブジ...
これらの問題を解決するためには、そもそもDeviceGrayを使...
幸い、最近のアプリケーションでは、DeviceGrayはあまり使...
フィルタ処理を行うことで、DeviceGrayオブジェクトをSepar...
例えば、最近のInDesignでは下記のとき、配置された画像のD...
-オーバープリントプレビュー表示
-直接PDFを書き出すとき
-プリントもしくはPostScriptを書き出す際、コンポジットでは...
全てのDeviceGrayオブジェクトをSeparation記述に置き換え...
ただし、DeviceGrayの段階では無効になっていたOPM属性が有...
幸いInDesignではオーバープリントプレビュー表示の時点で...
ちなみに、安易にDeviceGrayオブジェクトをDeviceCMYK+OPM ...
**CMYK0%オブジェクトの問題 [#cf9ca0d2]
Illustratorは9以降からは、CMYK=0%のオブジェクトにオーバ...
過去のIllustratorやInDesignなど、ほとんどのアプリケーシ...
DeviceCMYK記述されたCMYK=0%のオーバープリント属性付きオ...
ただし、Acrobatでオーバープリントプレビューが選択されて...
また多くのPostScriptプリンタでは、オーバープリント属性...
白ヌキの文字や図形が、消滅してしまう事故が予想されます。
PostScriptやEPSからPDFに変換した場合、またIllustrator等...
つまり、ほとんどの印刷用PDFは、白になったり透明になった...
''DeviceCMYK記述のCMYK=0%オブジェクトを含むオブジェクト...
ちなみに、PDFを作成するとき「色分解(In-RIP)」を使用し...
もしくは、一旦PDFをPostScript化し、再びDistillerでPDFに...
まずPDFがPostScript化されるとき、オーバープリント属性を...
Noneはレジストレーションカラー(All)の反対で、常にどの版...
Noneに移動した後はオーバープリントプレビューをonにした...
上記いずれかの対策によって、分版出力前にAcrobat画面上で...
しかし、基本的には、DeviceCMYKの0%にオーバープリント属...
もし、見えないことが期待されるオブジェクトなら、あらか...
**0.2%未満へのオーバープリントは危険 [#ma461c45]
Acrobatを含めたAdobe製品のオーバープリントプレビューモ...
しかし、多くの場合に実際の分版出力結果は単純にチャンネ...
例えば、C100,M100,Y100,K0%のオブジェクトの上にC0.1%のオ...
プレビュー画面上ではC0.1%は見られませんが、多くの場合、...
オーバープリントプレビューが正しい表示にならない現象は...
回避するには、オーバープリント属性をもつDeviceCMYK記述...
例えば、一旦、AcrobatからPostScript化し、DeviceCMYK記述...
※ただし、AcrobatからのPostScript化した場合CMYKが全て0%で...
もしくは、最近のAdobe製品に配置してプリント時に「色分解...
どちらの方法にしても、手間がかかり、また編集中のプレビ...
**0.05%問題 [#u2bada48]
Illustrator ver 9以降から書き出したPostScript(やEPS)...
0.2未満のDeviceCMYK記述%値なので、PDFに変換した直後の A...
元データがCMYK0%なのに、ちゃんと0%の振る舞いにならない...
PostScript(やEPS)に含まれる仕掛けは、Illustrator内部...
一旦、PDF をPostScriptにして再度PDFに戻すか、もしくは最...
ところで、0.05%に変化する仕掛けを回避する方法は、同仕...
次の1行をPostScript中に埋め込むだけで解決します。
/AGM_avoid_0_cmyk false def
PostScriptの辞書にAGM_avoid_0_cmykという単語を用意してf...
Distillerには、あらかじめPostScriptを処理する前に手続き...
曖昧さを避けるため、対策しておくことをおすすめします。
**シェーディングのオーバープリントについて [#a3150306]
シェーディングは滑らかに色を変化させる指定を含んだ、特...
PDF運用では、シェーディングがオーバープリント属性を持つ...
Illustrator 9と10、InDesign 2.0のオーバープリントプレビ...
Acrbat 5を使用する場合に注意しなければならない問題があ...
パターン中のシェーディング記述ではAcrobat 5のオーバープ...
Illustrator 9と10、InDesign 2.0から直接書き出したPDFで...
ちなみにパターン中のシェーディングは、一旦InDesignCS以...
Illustrator CS以降、InDesign CS以降のオーバープリントプ...
※一部の特殊なRIPは、オーバープリント属性付きDeviceCMYKカ...
**透明効果と自動K100%オーバープリント [#c97fab93]
現状では、多くの出力行程で、通称RIPによるK100%自動オー...
透明効果を使用しているとき、この処理を行った場合、必ず...
Illustrator 9以降やInDesign2以降には、透明効果という機...
透明効果は、現在印刷用途に一般的に使われているPDF1.3お...
透明効果が使えるアプリケーションが、PDF1.3および、PostS...
透明効果が分割される際には、もとになるデータのオーバー...
ですから、本来は分割前にオーバープリントが確定されてい...
分割後にK100%オブジェクトをオーバープリントにしても、透...
※Illustrator 9を除きます。9の場合、透明効果によって分割さ...
もし、K100%オブジェクトに対して自動オーバープリント属性...
ですが、分割時にラスター画像に変換されてしまった箇所は...
**オーバープリント属性を破棄しての分版出力は危険 [#y01c09...
分版出力時に使用されるPostScript RIPには、ほとんどの場...
しかし、最近のアプリケーションで作成されたデータを出力...
InDesignやIllustrator CS以降からPostScriptを書き出す際...
Separationは単版の濃度しか記述できないので、例えばM50,Y...
2つのオブジェクトは、出力時にオーバープリントが実行され...
このような仕掛けは無意識に付加された(オペレーションに...
もし2つのオブジェクトのオーバープリント属性を破棄してし...
また、透明効果を使用していて、特色版の上にCMYKオブジェ...
もし自動的に付加されたオーバープリント属性を破棄して出...
Noneカラースペースを使ったオブジェクトが含まれている場...
過去のアプリケーションでは、制作中にオーバープリントが...
しかし、PDF運用においては、Acrobatで確認済みのデータに...
また、同じ面付け上で全てのデータが影響を受けてしまうこ...
**色分解(In-RIP)を用いたPDF作成、運用について [#k6b29d7a]
積極的なRIPベンダーは、InDesignから印刷に適したPDFを作...
通常、DTPアプリケーションからPostScriptプリンタに送信さ...
InDesignのプリントダイアログから「色分解(In-RIP)」を選...
一緒にいくつかのフィルタもダウンロードされます。例えば...
確かにオーバープリント指定されたオブジェクトが、Separat...
-編集アプリケーションのオーバープリントプレビュー表示と異...
-分版出力時には、データ中のオーバープリントを忠実に再現し...
ちなみに、Distiller等(Normalizerの類)、でないRIPで色分...
-DistillerのIdiomRecognition(定義を置き換えるオペレータ...
-PDF/Xの類いを配置している場合は「色分解(In-RIP)」を使用...
**SeparationやDeviceN記述の問題 [#hbc999e5]
DeviceCMYK記述からSeparationやDeviceN記述への置き換えは...
SeparationやDeviceNで記述されたオブジェクトは、ほとんど...
一部の業務用RIP(単体または組み合わせ)では「分版合成」...
C,M,Y,Kそれぞれ画像にした後に、再度CMYK画像として合成出...
PostScriptプリンタ内部のカラーマネジメントが無効になっ...
例えば、DeviceCMYKオブジェクトにオーバープリントを設定...
回避が難しいのは、DeviceGrayオブジェクトがSeparation記...
プリンタのタイプによっては、さほど問題にならない場合と...
**Adobe PDF Print Engineの時代に期待 [#wbeb53af]
現在、最も手軽に、また正しくPDFの分版出力結果を予想でき...
この仕掛けによりPDFは、PostScriptよりも確実なデータの受...
とはいえ、現状では運用のすべてをソフトウェアプルーフ化...
現在、多くのPostScriptカラープリンタでオーバープリント...
どうしても、正しい分版結果をプリンタ出力で得たい場合に...
将来的には、2006年4月にAdobeが発表した「Adobe PDF Print...
ページ名: